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接客が苦手な方向け!トリマーさんの接客マナー

トリミングのお仕事が大好き!ペットも心から大好き!でも…接客が苦手でできるだけ回避したい。接客が苦手と感じ悩んでいるトリマーさんに向けた「接客マナー」をご紹介します。
今回は「挨拶」「表情」「態度」「言葉遣い」「身だしなみ」の5つの要素から一緒に考え学びたいと思います。

※株式会社ハートランドは、ペットサロン様や動物病院様、ペットショップ様向けにセミナーを実施しています。過去に実施した接客セミナーを基にご紹介させていただきます。

この記事の最後に、トリマーさんが接客に向いていないと感じてしまう原因に関して一緒に考えていきたいと思います。


挨拶

挨拶が大切であることは、子供のころから学校の先生や両親から教えてもらった経験があると思います。
では、一体なぜ大切なのでしょうか・・・?この機会にぜひ一緒に考えてみましょう。

挨拶は社会的なルール
挨拶が出来なければ、「マナーがなっていない」「コミュニケーションがとれない」と周囲の方は感じ、あなた自身と店舗のイメージが悪く評価されてしまいます。

挨拶をすると相手の方に好印象
あなたは「おはようございます」「こんばんは」など、笑顔で挨拶をされると良い気分になりませんか?そして挨拶をしてくれた方に親しみが湧くと思います。逆に、挨拶をしても返事がなければ、何とも言えない気分になり不愉快になりませんか?
これは人間誰しもが承認欲求を持ち備えており、自分を認めてもらえた相手に対してプラスの感情を持つことが関係あるようです。

挨拶は先手必勝です。メリットしかありません。自分から意識して挨拶することを心がけましょう。


表情

表情は、人の感情を素直に表現します。イライラしたり、機嫌の悪い時ほど顔に出やすいものです。ですが、機嫌の悪さを表情に出していると周囲の方に気を遣わせてしまい、職場内の雰囲気が悪化し、結果的にあなたへの評価が低下し、さらには業務効率が低下してしまいます。
できるだけ気持ちに左右されない「笑顔」をつくることを心がけましょう。(言葉にすると簡単ですがとても難しいです…!)

例:同じ「おはようございます」でも表情によって、声色が変わり、言葉の意味も変わってきます。
うきうきしながら ⁽⁽ ⸜( ˙꒳ ˙ )⸝ ⁾⁾「おはようございます」
不機嫌の中 (๐•̆ ·̭ •̆๐)ムスッ「おはようございます」

気持ちに左右されない「笑顔」をつくることのヒント
・怒りや悲しみの感情を受け止める
深呼吸して一旦時間を置く
ポジティブな言葉を意識して使う
・ストレスを発散できる自分のお楽しみを見つける


態度

人間誰しも忙しいときに態度が悪くなりがちです。そもそも態度とはどんなことなのでしょうか?
態度と一言で言っても、雰囲気や言葉遣い、表情や仕草が含まれます。ここでは姿勢などの体の動きに関して考えてみましょう。

立ち方
背筋をピンと伸ばして、骨盤を立たせることにより、美しく凛とした印象を与えることが出来ます。
猫背や反り腰は、印象を悪くするだけでなく、あなたの健康にマイナスです。
正しい姿勢でいることは、周囲への好印象を与えるだけでなくあなた自身の健康にもGoodです。
シャンプーやカット時など前のめりになる作業が多く、他の職業と比べると腰や膝を痛めやすいトリマーさんにとって正しい姿勢で立つという事は、お仕事を無理なく続けることが出来るだけでなく、健康寿命を延ばすことが出来ます。ぜひ意識して積極的に姿勢を正しましょう。

歩き方
正しく美しく歩くためには、まず正しい姿勢を保つことが重要です。
姿勢を正すことにより歩き方も向上し、立ち方と同様に腰や膝への負担軽減が見込めます。
背筋を伸ばし、お腹を引き締め、足の小指ではなく親指を使って歩くことを意識することをオススメします。

お辞儀
お辞儀は、ただ単に「頭を下げる」というものではありません。
「尊敬」「感謝」「敵意がない」「謝罪」「依頼」・・・これらのいろんな気持ちを表現することが出来ます。
お辞儀をしながら言葉をそえる事により、相手に与える印象が向上しあなたの気持ちがより一層伝わります。早すぎるお辞儀よりも、意識してゆっくり背筋をまっすぐにお辞儀をすると丁寧な印象になります。


言葉遣い

正しい言葉遣いは、お客様に心地よい時間を与えるだけでなく、あなたや店舗の印象を向上させてくれます。
基本的にお客様は「ペットや自分自身を丁寧に扱ってほしい」と思っています。正しい言葉遣いは、メリットしかありません。意識しなくても自然と言葉にできるように学んで練習してみましょう。
意識しすぎて話せなくなったという方もいらっしゃるかと思います。失敗は成功のもとです。失敗をおそれずにチャレンジしてみてください。たとえ間違っていても、あなたの誠意がきっと伝わります。

よくある間違い

「なります」 正しくは、「でございます」
よくお会計時に、「お会計は○○○円になります」というフレーズを耳にします。
ですが「なります」は変化を表す言葉なので、「お会計は○○○円でございます」が正しい言葉です。

「レシートのお返しです」 こちらも正しくは、「でございます」
レシートは店舗側が発行するもので、返すものではございません。
ですので正しくは「レシートでございます」です。


身だしなみ

お客さまだけでなく勤務先のペットサロンに対する礼儀として清潔感は意識しておきたいものです。

服装
清潔感ときっちり感を意識しましょう。例えば、襟や袖口は汚れていませんか?きっちり感はUネックよりも襟があるとよりベターです。制服がある場合は、洗濯し常に清潔でいることを心がけましょう。

指先
トリマーさんのネイルアート(マニュキュア・ジェル・スカルプ 等)には賛否両論があります。特に飼い主さまからの視点では、大切なわが子であるペットを預けるので、ネイルアートを施しているトリマーさんに対して不快感や不信感を抱く方も少なくありません。短く整えておくと無難であるといえます。

香水や柔軟剤
ペットはニオイにとても敏感なのでヒト用の香水やコロン、香りのきつい柔軟剤は控えましょう。

髪の毛
髪の毛の色の明るさの自由度は、勤務先の規制によって違います。ルールに準じて整えましょう。髪の毛はトリミング作業に邪魔にならないように意識し、結んだりクリップで留めたりしましょう。髪の毛にワンちゃんの被毛がつきやすいのでワックス等の整髪料はつけない方が無難です。

足元
かかとがよれよれになった靴を履いていませんか?トリマーさんの靴は水で濡れたり、ワンちゃんの被毛が付着して汚れやすいので、定期的に靴を替えて清潔感を演出しましょう。


まとめ

接客に向いていないと感じてしまう原因

接客が苦手なトリマーさん向けに「接客マナー」をご紹介しました。知識や接客スキルがないうちは、来店された飼い主さまからお𠮟りを受けることもあるかもしれません。専門知識や技術スキルがあなたに備われば、飼い主さまはあなたを信頼し、「ありがとう」と感謝されるようになります。トリマーさんは言葉を発することが出来ないペットを前に修行を重ねるので他の業種と比較すると人とお話しする機会が少ないといえるでしょう。接客が向いていないのではなく、知識や経験が不足しているだけのケースが多いと思います。ペットをキレイに可愛くしてあげたい、飼い主さまに喜んでほしい、あなたにその気持ちがあれば大丈夫です。その気持ちこそが究極の接客です。
経験を積み、ペットと飼い主さまからたくさん感謝の言葉を浴び役に立てていると実感した時に、あなたは「トリマー(グルーマー)」として「自分にはこの仕事が天職だ」と思い、自信をもって人前に立つことが出来るでしょう。

お客様を笑顔にするためには、まず自分自身を大切にしモチベーションを維持できるコツを発見してくださいね。

               

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